1988年12月24日クリスマスイヴ。
風が強く、雪がちらつく寒い日だった。
その日私に2つのプレゼントが届いた。
ひとつは私の初めての車「MR2」、そしてもうひとつは・・・・。





いつものように父の会社で事務をしていた私。
会社の駐車場に何やら動く「物体」が!
それはどう見てもモップ。・・・きったないモップ。動く汚いモップ!

私が振り向くとサササ〜っと隠れる。 
歩き出すとトコトコ着いて来る。

私が声をかけたりおいでおいでをするけれど
警戒しているのか?怖いのかそばへ来ない。

諦めて仕事を始め、しばらくして気になって窓の外を見ると、
そのモップがお座りしてちょっぴり震えて、ずっとこっちを見ている。

その時、風が吹いて、モップのガジガジに固まったお顔の毛が上がり、
大きなウルウルのお目目が〜!!!!!!
ドッキュ〜ンヽ(`◇´)/ !!!!見事やられちゃいました。
とりあえずモップを何とか確保し、電話帳で美容院を探しました。

猫なのか犬なのかもわからない(たぶん犬だろうと皆で言っていたけど・・・)、
所々怪我もあって、割り箸やらゴミとかたくさん固まった毛に刺さってましたが、
それでもすぐに了解してくれたので、私の車に乗せて美容院へ連れて行きました。

数時間後に迎えに行くとすっかりきれいになったモップ(丸刈りになってたけど)。
トリマーの方が、シーズーという犬であることを教えてくれました。

昔から犬は飼っていたけど、始めて見るお顔・・・何て大きなお目目!
しかもお鼻がつぶれてる(*゜・゜)

トリマーさんにきちんと飼うのかどうかを聞かれる。
それからこの子の年齢は10歳は超えているだろう。
飼えなくて外に放すのなら死んでしまうといわれました。

その日は雪が深々と降っていました。

もちろん外に放したりしない。
トリマーさんは手編みのセーターをチャチャにプレゼントしてくれました。
チャチャを抱くと、チャチャもぎゅっと抱きついてきました。
温かくて、頼りなくて・・・・



  
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